投手陣に故障者続出のブルージェイズ ドリスもIL入り

日本時間5月10日、ブルージェイズはリリーフ右腕のラファエル・ドリスが右ふくらはぎ痛により10日間の故障者リストに登録されたことを発表した。ドリスは同8日のアストロズ戦に登板した際に右ふくらはぎを痛め、チャーリー・モントーヨ監督はその翌日に「グレード1の右ふくらはぎ痛」であることを明らかにしていた。故障者リスト入りは同9日にさかのぼって適用されるため、ドリスは最短で同19日に戦列復帰が可能となる。

現在33歳のドリスは今季がメジャー復帰2年目のシーズン。昨季は60試合制の短縮シーズンで24試合に登板し、2勝2敗5セーブ、7ホールド、防御率1.50の好成績を残した。今季はここまで15試合に登板して1勝0敗3セーブ、1ホールド、防御率4.26にとどまっているが、これは最初の3登板で3失点を喫したためであり、その後の12登板では防御率2.70、被打率.094と安定したピッチングを見せている。

ブルージェイズでは現在ロースターの40人枠に登録されている投手のうち、アンソニー・カストロ、トミー・ミローン、デービッド・フェルプスの3人が10日間の故障者リスト、トーマス・ハッチ、ジュリアン・メリーウェザー、パトリック・マーフィー、カービー・イエーツの4人が60日間の故障者リストに入って戦線離脱中。柳賢振(リュ・ヒョンジン)やロビー・レイといった主力投手も戦列を離れた時期があり、故障者が続出している。ドリスも続出する故障者の仲間入りを果たすことになってしまった。

なお、ドリスの故障者リスト入りに伴って、有望株右腕のネイト・ピアソンが今季初のメジャー昇格。日本時間5月10日のアストロズ戦で今季初登板初先発のマウンドに立っている。メジャー1年目の昨季は5試合(うち4先発)に登板して1勝0敗、防御率6.00と期待はずれの成績に終わったが、2年目の今季はエース級のポテンシャルの本格開花が期待される。

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