カターレ天皇杯へ 富山県サッカー選手権決勝

カターレ-新庄 シュートを放つカターレの吉平=県総合運動公園陸上競技場

 県サッカー選手権は9日、富山市の県総合運動公園陸上競技場で決勝を行い、J3カターレ富山が5-0で社会人チームの富山新庄クラブに快勝し、天皇杯全日本選手権出場を決めた。

 アマチュアながらカターレでのプレー経験がある4選手を擁する相手に、カターレはフルメンバーで臨んだ。前半は相手の守備をこじ開けられず、12分にFW吉平がPKを決めた1点にとどまった。

 後半、より攻撃的な布陣に変更すると流れは一気にカターレに。12分にMF音泉からクロスを受けた吉平が再びシュートを決めると、23分にMF椎名、32分にMF戸高がそれぞれ追加点。43分にはDF戸根が駄目押しのゴールを決めた。

 新庄は元カターレのMF中田のドリブル突破を生かして再三カウンターを狙ったが、最後までネットを揺らせなかった。

 カターレは県代表として天皇杯に出場。23日に高岡市の高岡スポーツコアで石川県代表のFC北陸との1回戦に臨む。石崎信弘監督は「まずは1回戦にしっかり勝ち、次へ進みたい」と話した。県選手権は県サッカー協会主催、北日本新聞社共催。

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