関根学園8点差を逆転 2季連続の北信越大会 春季高校野球県大会準々決勝

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 春季北信越高校野球県大会は9日、2球場で準々決勝4試合が行われ、第3シードの関根学園は北越に12―11、九回サヨナラ勝ちしベスト4入り、2季連続6回目の北信越大会出場を決めた。九回裏、最後は主軸の滝澤夏央(3年)が決め、最大8点差を逆転、前日の日本文理戦から連続のサヨナラ勝ちを果たした。11日の準決勝で、中越を下した第2シードの新潟明訓と対戦する。他のベスト4は、大潟町中出身の左腕・仙田裕汰(3年)が完封勝利した新潟産大附属と、第4シードの東京学館新潟を破った新潟が勝ち上がった。本県開催の北信越大会は6月5~8日、ハードオフ・エコスタジアム新潟と長岡市悠久山球場で行われる。

◇諦めずに逆転初頂点目指す 関根学園

 ◇準々決勝

 【柏崎市佐藤池】

 ▽第2試合

北越

080030000  11

020111601× 12

関根学園

 ○…関根学園が2戦連続のサヨナラ勝ち。九回で4点差を逆転した日本文理戦に続き、この日は2度あった最大8点差をはね返しての劇的勝利。好救援し、逆転勝ちを呼び込んだ田原輝也主将(3年)は「これが関根の野球。8点取られても誰もが諦めていなかった」と胸を張った。

 安川巧塁監督が「風で遊ばれた」と表す通り、強風が吹き、打球判断・処理が難しい中での試合。二回表の守備は四死球や不運な当たりもあり、一挙8点を失った。重たい失点だったが、「1点ずつ返していこう」(同監督)と小刻みに得点した。

 二回裏に8番竹之内陵(3年)が2点本塁打で反撃ののろし。七回には途中出場の村上斗海(とうが、3年)が満塁走者一掃の3点二塁打を放ち、逆転ムードを高めた。

 試合を振り出しに、そして決めたのはやはり主軸の力。七回裏、それまで当たりのなかった4番尾身颯太(3年)が同点打。九回、先頭の染川剛生(ごうき、3年)が安打で出て、3番滝澤夏央(3年)が左中間を破るサヨナラ打を放った。

【北越―関根学園】関根学園は九回裏無死一塁、3番滝澤が左中間を破り、一走染川(左)がサヨナラのホームイン。尾身(3番)らに迎えられる

 試合を決めた滝澤は「3、4番が打っていなくて、尾身とおれらで決めるしかないと話した。最後は気持ち」と、終盤2回を無失点に抑えた熱い投球のマウンド上とは打って変わり、冷静に振り返った。

 ベスト4に勝ち進んだ昨秋に続き北信越大会は勝ち取った。残る2戦を見据え、滝澤は「自分たちは優勝したことがないので、この大会は優勝狙い。一戦一戦決勝のつもりで全力で戦う」と力を込めた。

七回裏に8―11と追い上げる満塁走者一掃の二塁打を放った村上斗海 半年間ずっと打撃練習に力を入れてきた。昨日、瓶子(歩夢、3年)とロングティーでフォームを確認し、今回結果に表れた。チャンスで回ってくると信じていた。精いっぱい自分ができることを全力でやった。