大谷はMLB20位の俊足! 驚異の快足飛ばして4試合連続安打

MLB20位の俊足を誇る大谷(ロイター=USA TODAY)

エンゼルスの大谷翔平投手(26)は9日(日本時間10日)の本拠地アナハイムでのドジャースとの交流戦に「2番・DH」で出場し、初回に遊撃内野安打を放ち、4試合連続安打をマークした。3打数1安打1四球1得点だった。チームは2―1で競り勝った。

相手先発はメジャー初対決となる昨季のナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕バウアー。今季8戦目の先発で、ここまで3勝1敗、防御率2・44。44回1/3で58奪三振と好調だ。米大リーグ(MLB)公式サイトも2人のマッチアップに注目、トップニュースとして速報した。

ファーストコンタクトは初回一死無走者だった。“母の日”仕様のピンクのバット、スパイクで打席に立った大谷は2球で追い込まれた3球目、87・5マイル(約141キロ)の内角低めのカットボールにバットを止めるも、三遊間への弱いゴロに。俊足を飛ばして遊撃内野安打とした。

スプリントスピードは驚異の秒速30・3フィート(約9・24メートル)を計測。メジャー平均は27フィート(約8・23メートル)で、30フィート(約9・14メートル)以上は“エリート級”と呼ばれる。ちなみに、MLB公式データシステムのスタットキャストによれば、大谷の今季平均は29フィート(約8・84メートル)で、メジャー359選手中20位だ。

0―1の3回一死一塁は四球で出塁。続くトラウトも四球を選び、一死満塁としたところで4番ウォルシュが右翼線適時二塁打。大谷は逆転のホームを踏んだ。

3度目は5回二死無走者。カットボール、ナックルカーブを2球連続で空振りし、3球目の内角低めのナックルカーブにバットは空を切った。

8回無死一塁では3番手の右腕ジャンセンと対戦。カウント1―1からの3球目、内角のスライダーを打ち上げ、中飛に倒れた。

母の日にメジャー単独トップとなる11号を放つことはできなかったが、トップクラスの俊足を披露。グラウンドでの一挙手一投足から目が離せない。今季5度目の先発となる11日(同12日)の敵地アストロズ戦が楽しみだ。

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