「第1回道灌まつり」の様子も 伊勢原市制50周年 半世紀の歩み伝える広報紙展示

広報紙で市制50周年を迎えた伊勢原市の歩みを紹介する展示=伊勢原市立図書館

 3月に市制施行50周年を迎えた神奈川県伊勢原市の歩みを、市の広報紙で振り返る展示が同市田中の市立図書館で開かれている。市広報戦略課が選んだ節目の出来事を掲載した20の紙面をパネルで展示、まちの発展の歩みを分かりやすく紹介している。入場無料で、14日まで(10、12日は休館)。

 市制施行の1971年3月1日の「広報いせはら」第1号は、市立桜台小学校(同市桜台)の校庭で児童が遊ぶ様子を写したカラー写真を大きく配し、「新生伊勢原市の明日をになう子ども達の明るい元気な姿」とのキャプションを付けて祝っている。

 市最大の観光イベントになった「道灌まつり」の第1回の様子を伝える同年11月1日号や、人口増加に伴う小学校の増改築の話題を紹介した78年4月1日号、市立図書館と子ども科学館の開館を伝える89年3月15日号なども展示されている。

 紙面はすべて拡大して掲示されており、広報戦略課の担当者は「伊勢原の半世紀を振り返る上で欠かせない紙面を選んだ。多くの市民に見てもらえるよう、巡回展示なども検討していきたい」と話している。

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