東京フィルハーモニー交響楽団、⾸席指揮者アンドレア・バッティストーニの指揮で5月定期演奏会を開催!

東京フィルハーモニー交響楽団は、 2021シーズン5月定期演奏会(5月12日・13日・16日)を⾸席指揮者アンドレア・バッティストーニ の指揮のもと予定通り開催する。 マエストロ バッティストーニは4月に入国し、 2週間の待機期間を経て5月4日に軽井沢大賀ホール春の音楽祭に出演。 同じく出演を予定していた5月6日「休日の午後のコンサート」は緊急事態宣言により公演中止となっていたが、 5月の定期演奏会には予定通り出演する。 5月の定期演奏会は、 アルゼンチンタンゴの巨匠アストル・ピアソラの生誕100年を記念し、 彼の貴重なオーケストラ作品「シンフォニア・ブエノスアイレス」日本初演と、 20世紀ロシアの巨匠プロコフィエフによるバレエ音楽『ロメオとジュリエット』からの抜粋をマエストロ自身のセレクトでお届け。

「シンフォニア・ブエノスアイレス」 は、 フルオーケストラに2台のバンドネオンが加わるピアソラならではのオーケストレーション。 日本を代表するバンドネオン奏者、 小松亮太 と 北村聡 を招いて日本で初めて演奏される本作は、 クラシック音楽の領域でアルゼンチンタンゴの魅力を開花させようとしたピアソラの知られざる一面を見せてくれることだろう。『ロメオとジュリエット』 は、 文豪シェイクスピアの同名の傑作戯曲から生まれたバレエ音楽。 バッティストーニの生まれ故郷、 イタリアの古都ヴェローナを舞台にした“世界一有名な悲劇”の音楽が情熱的なタクトで奏でられる。 世界がコロナ禍に苦しみ、 人と人との触れあいさえ限られている今だからこそ、 東京フィルは皆様の心に響く「生きた」演奏をお届けしていくとのこと。

(C)上野隆文

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