新党「愛の力党」お披露目 千葉県知事選を騒がせたピエロ男・河合氏がイメチェン

「愛の力で婚姻率低下・LGBT等差別・動物殺処分の問題解決をする党」を結党した河合悠祐氏

3月の千葉県知事選に出馬した元芸人で実業家の河合悠祐氏(40)が10日、都庁で会見し、政治団体「愛の力で婚姻率低下・LGBT等差別・動物殺処分の問題解決をする党」を結党し、都議選(7月4日投開票)や地方選へ候補者を擁立すると発表した。

都議選及び地方選に進出するにあたって、河合氏は白塗りピエロから一転、薄化粧に目元を強調したフランケンシュタイン風に様変わり。党名も県知事選では「千葉県全体を夢と魔法の国にする党」の仰天モノだったが、「愛の力で婚姻率低下・LGBT等差別・動物殺処分の問題解決をする党」となんとも長い党名になった。

河合氏は「一度もかまずに言えたことがない。『愛の党』とか『愛の力党』とか略さないで、きっちり言ってください。略したら怒ります」と言いながらも、その後、自ら「愛の力党ということで、あっ、スイマセン。早速、略してしまいました」とお約束のボケをかました。

元婚活パーティーの事業者でもあった河合氏だけに政策には婚姻率の向上に加え、LGBTをはじめとしたマイノリティーへの差別撤廃、動物殺処分ゼロの主要政策を党名に織り込んだ格好だ。

河合氏は都議選(葛飾区)に落選した場合、11月予定の区議選(葛飾区)への連続出馬を表明。「都議選と区議選はセットと考えていて、本丸は区議選」と話した。6月の千葉・船橋市議補選、9月の埼玉・八潮市議選にもそれぞれ同党から、そうひさと氏(32)、橋本卓磨氏(27)の擁立を発表した。

また千葉県知事選に立候補していた後藤輝樹氏(38)も会見に同席し、入党こそしないものの河合氏と協力関係を締結。後藤氏も河合氏と同じく、都議選、区議選で葛飾区からセットで立候補すると表明した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社