老朽化する京都の「三条大橋」改修に4億円 京都産大生がポスターで寄付集めを応援

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自分たちが考案したポスターを持つ学生ら(京都市北区・京都産業大)

 老朽化する京都市の三条大橋の補修に役立てようと、工事への寄付を呼び掛けるポスターを京都産業大(北区)の学生が考案した。三条大橋の写真をパズルとして表現し、それぞれの寄付が「ピース」となって完成形に近づくことを強調。学生は「貴重な橋を継承する力になればうれしい」と話す。

 室町時代の造営とされる三条大橋は1935年の洪水で流失した後、50年に架け替えられた。74年にはヒノキ製の欄干のみ新調したが、近年は老朽化が目立つ。市は約4億円かけて欄干や舗装の改修を計画。うち約1億円にふるさと納税で集めた寄付を充てる予定で、2月時点で寄付額は約7900万円に達している。

 学生らはゼミの一環で、三条大橋補修のための寄付呼び掛けに協力した。ポスターには、自分たちが撮影した写真を使用。橋の全体像を伝えつつ、ポスターを見た人にわが事と捉えてもらうため、ピースの欠けたパズルというデザインを考え出した。

 500枚印刷し、市営地下鉄構内などで掲示する。ポスターの絵柄はふるさと納税の返礼品となる日本酒のラベルにも活用した。

 制作に関わった学生(21)は「三条大橋が、これからも変わらず京都の人の生活を支える存在であってほしい」と語った。