がん検診の研究などを推進。AIで細胞を高速解析・処理するCYBO、6000万円を調達

AIを活用する形で診断機器などを開発

株式会社CYBOは、2021年3月1日、第三者割当増資(シードラウンド)により6000万円の資金を調達したと発表しました。

同社は、AIを活用する形で理化学機器・診断機器・ソフトウェアの開発を行っている企業。今回の資金調達により、血中循環がん細胞検査の実用化などを推進するとのことです。

リアルタイムAIなどの技術開発を強み

株式会社CYBOは、高速3D撮像した細胞をリアルタイムでAI解析する細胞スキャナや、細胞画像のAI解析により目的細胞の分取を可能にする画像活性セルソーターなどを開発している企業です。高速イメージングやリアルタイムAI、高速メカ制御を駆使した技術開発を強みとしています。

同社代表・新田尚氏は、内閣府の革新的研究開発推進プログラムImPACT「セレンディピティの計画的創出による新価値創造」にPM補佐として従事した人物。この研究で開発した基盤技術を社会実装し、細胞解析のプラットフォーム企業となることを、同社は目指しています。

血中循環がん細胞検査の実用化などを推進

同社はまた、高速自動3D細胞診システムを活用した精度の高い子宮頸がん検診の研究を、がん研究会有明病院細胞診部と共に推進。さらに、血中循環がん細胞検査の実用化も、オンコリスバイオファーマ株式会社と共に推進。今回調達した資金は、まずこれらの研究に充当されるとのことです。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社CYBO

CYBOがインキュベイトファンドから6000万円の資金調達を実施 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/

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