キヤノン、コロナ感染拡大防止を支援する「医療機関向け遠隔モニタリングパッケージ」を提供

ネットワークカメラの映像を活用して環境整備

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、新型コロナウイルス感染症から医療従事者を守り、感染拡大防止を支援する「医療機関向け遠隔モニタリングパッケージ」を2021年1月中旬より提供することを発表しました。

昨今の新型コロナウイルス感染症の第3波といわれる状況の中で、医療機関においてはコロナ感染症患者の受け入れの急増に伴い、医療従事者のコロナ感染リスクがより一層高まる等の課題に対して、医療従事者を守るとともに、院内クラスターの発生や医療崩壊を食い止める環境整備は急務となっています。

こうした課題に対して、キヤノンMJでは、病院や診療所などの医療機関で、ネットワークカメラの映像を活用して医療従事者の安心安全を守り、感染拡大防止を支援する「医療機関向け遠隔モニタリングパッケージ」を提供することとなりました。

病院の規模や形態により3種類のパッケージ

パッケージは3種あり、まず「感染病棟・病床遠隔モニタリングパッケージ」は、病棟・病床でコロナ感染症患者の容態と、バイタルモニターなど医療機器の状態を映像で遠隔モニタリングを行い、コロナ感染症患者と医療従事者の接触を最小限とすることで、医療従事者の感染リスクを軽減するもの。常設タイプと可搬タイプがあります。

主に中大規模病院や仮設病床向けで、パッケージはカメラ本体(ルーター、SIM一体型)を1台設置分となっており、パッケージ以外の機器は別途料金となります。

また、「待合室混雑状況配信パッケージ」は、来院患者向けにリアルタイムで診療所の受付や待合室の混雑状況を映像配信することで、密になることの回避を促すとともに、安心して来院できる環境を提供します。

主に小規模病院や診療所向けで、パッケージはネットワークカメラ1台、パッケージ以外の機器は別途料金となります。

そして、「濃厚接触者早期特定パッケージ」は、院内でコロナ感染症患者が確認された場合、病棟内の複数カメラ映像からコロナ感染症患者をスピーディに抽出することで、濃厚接触者の早期特定を可能にします。

主に大規模病院向けのパッケージで、解析サーバ、解析ソフトウエア、PCが含まれますが、録画装置、周辺機器、工事・設置・保守費用は別途料金となります。

(画像はプレスリリースより)

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キヤノンマーケティングジャパン株式会社 プレスリリース

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