横浜市立大学附属病院、ロボティックアーム手術支援システムを保険適用

人工股関節全置換、人工膝関節全置換手術を保険診療

横浜市立大学附属病院は、ロボティックアーム手術支援システム「Makoシステム」を導入し、2020年10月より人工股関節全置換および人工膝関節全置換の手術を保険診療で行えるようになったことを発表した。

導入した「Makoシステム」は、人工関節に置き換える手術の際に医師が操作をし、傷んだ骨を削るために使用される。

また、CTなどによる3次元画像データを構築し、術中に3次元画像を光学的に計測した術野および手術器具の位置関係をリアルタイムに表示し、手術ナビゲーションの技術を応用し、正確な位置へ誘導する。

また、事前に治療計画を立てインプットしておくことで、治療計画にない部位にさしかかると自動で止まる仕組みになっており、計画外の動きを制御することで、靭帯や血管などの関節周辺の組織を保護し、安全で正確な手術を実現した。

正確で安全な手術を支援、術後のQOLも向上

「Makoシステム」を使用して人工関節全置換術を行うと、人工関節の設置精度の向上が認められるというメリットがある。

また、人工股関節全置換術では術後の脱臼率の低減がみられ、人工膝関節全置換術では術後の疼痛が低減することで、早期リハビリ開始、治療期間の短縮など、術後のQOLを向上させることが可能になる。

(画像はプレスリリースより)

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横浜市立大学 プレスリリース

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