【東京五輪】開催是非めぐる“署名対決” 2日間終了時で「中止」が約16万筆差の圧倒リード

宇都宮健児氏

厳しい目が向けられている東京五輪を巡り、SNS上では「開催」「中止」の署名活動がそれぞれ展開。筆数が世論を反映するだけに、その行方に注目が集まっている。

まず〝先手〟を打ったのは昨年の東京都知事選に出馬した弁護士の宇都宮健児氏(74)だった。今月5日正午に自身のツイッターを更新し「人々の命を暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます」というメッセージとともにオンライン署名活動をスタート。その直後から大きな反響を呼び、開始から24時間(1日)で5万6000筆を突破し、約2日間(49時間)で20万筆に到達していた。

一方、開催の署名は芳しくない。宇都宮氏の活動に反旗を翻すように、政治評論家の竹田恒泰氏(45)は8日午後5時半に「人々の夢と希望をつなぐため、東京五輪の開催を支持します」とのタイトルでオンライン署名を開始。中止派の一部がSNSで競泳・池江璃花子(20=ルネサンス)へ「辞退して」と要求したことに対する反撃だったが、約2日間が経過した10日午後6時の時点で3万9000筆にとどまっている。

2日終了時点では「中止」が約5倍、約16万1000筆差と圧倒的にリード。ともに署名活動は現在も続いており、中止の署名はすでに30万筆を突破している。この差はどうなるか。

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