【イタリア国際】錦織圭は得意のクレーコートで初戦快勝「レベルの高いテニスができた」

フォニーニをストレートで下した錦織(ロイター)

男子テニスの世界ランキング45位・錦織圭(31=日清食品)が10日、イタリア国際(ローマ)の1回戦で同28位のファビオ・フォニーニ(33=イタリア)を6―3、6―4のストレートで下して初戦突破した。

ここまでクレー(赤土)コートの勝率はハード、芝を上回る68・8%。そんな得意のサーフェースで、水を得た魚のように躍動した。第1セットを6―3で奪うと、第2セットもフォア、バックのストロークが冴えた。第1サーブ成功率は56%と低かったが、ミスを最小限に抑えて優位にゲームメーク。終始ペースを握ったまま、1時間19分の〝省エネ〟で勝利した。

試合後、錦織は「最初から自信をもって攻めるプレーができた。今日はレベルの高いテニスができました」と話した。今大会は4大大会・全仏オープン(5月30日開幕、パリ)の前哨戦だけに、最高の滑り出しは自信となったようだ。

なお、2回戦では全豪オープン1回戦で完敗している世界12位のパブロ・カレニョブスタ(29=スペイン)と対戦する。

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