新型コロナワクチン 妙高市で集団接種開始 65歳以上 初日は220人

 新型コロナウイルスワクチンの集団接種が10日、妙高市で始まった。65歳以上の高齢者を対象に、初日は妙高高原メッセで行われた。約220人が1回目の接種を受けた。

 集団接種対象の65歳以上は約1万1000人。市は4月13日に、接種券と予診票を対象者に発送した。ワクチン供給が確定次第、接種日時と会場を指定した案内を順次発送している。

 接種会場は新井ふれあい会館、妙高ふれあいパーク、妙高高原メッセとなっている。

 初日の医療・事務従事者は約40人体制。接種ブースはパーテーションで区切り、7ブースを設けた。

 接種を受けた林彰一さん(70)は「スムーズに終わって良かった。思っていたより痛みがなく、安心した」と話した。3週間後に2回目を受けるという。

肩付近にワクチンを注射。看護師が打った

 市健康保険課の今井一彦課長は「職員の不慣れな部分もあった。改善したい」とした上で、「予診票の記入漏れがないか確認して、案内の時間通りに来ていただければ」と市民に呼び掛けた。

 市によると、65歳以上の集団接種は月、水、金、土、日曜に各1会場で行う。平日は午後のみで、最大240人に接種する。土日は午前と午後に行い、最大で妙高・妙高高原会場で720人、新井会場で1080人に接種する。

 市は7月中旬までに、65歳以上の2回接種を終えたいとしている。

 64歳以下については60~64歳や基礎疾患のある人、施設従事者から、7月中に始めたいという。

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