【DDT】サイバーフェスは武藤より丸藤が危険! 秋山警戒「あいつは何してくるか…」

秋山(右)はHARASHIMAと前哨戦から激しい攻防を繰り広げる

DDTのKO―D無差別級王者・秋山準(51)が意外な男をライバルに指名した。6月6日にDDT、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体が合同で開催する「サイバーファイトフェスティバル2021」(さいたまスーパーアリーナ)でのV3戦ではHARASHIMA(46)を迎え撃つ。大会の主役を狙う上で警戒を強めるのが“ノアの天才”だ。

「準烈」の大石真翔(42)と「アルティメットタッグリーグ」に出場中の秋山は初戦(9日)こそ星を落としたが「負けてからの立て直し方とか分かっているから。ここから負けなけりゃ何とかなる」と巻き返しを狙う。

目指すはDDTのタイトルを独占し、有無を言わせず団体の頂点に立つことだ。昨年末のD王GPも優勝しており「タッグリーグに勝てば(KO―Dタッグ)ベルトも見えてくる。体が動いているうちは、俺に全部任せた方がいいんですよ」と不敵な笑みを浮かべる。

着々と団体制圧が進む中、それをアピールする絶好の舞台が6月6日のサイバーフェスだ。「いい機会ですからね。DDTに君臨してるっていうのを分かりやすく示しますよ。3大タイトルマッチということで、そことの勝負もあると思う」と自信をみなぎらせる。

特に王者・武藤敬司(58)対丸藤正道(41)のノアGHCヘビー級王座戦は意識せざるを得ない。ただし警戒する相手は58歳で驚異の防衛ロードを歩む天才かと思いきや、秋山が挙げたのはもう一人の天才だ。

「GHC王者だから当然、武藤さんとの戦いっていうのもあるけど、それ以上に俺にとっては丸藤なんだよ。武藤さんはある程度何をしてくるか読めるけど、あいつは何してくるか…。いくら謙遜しても、あれは『絶対に誰よりも目立ってやろう』と思っているはず。もちろん武藤敬司より、俺より。終わってみれば丸藤が全てを持っていく可能性? それがある」

とはいえ、一歩も譲る気はない。サイバーファイトグループの祭典で主役を狙う秋山は「(男色)ディーノに続いてHARASHIMAも倒せば、2本柱を倒したってことだろ。そうなったら、あとは御大将しかいないでしょ。高木三四郎大社長」とサイバーファイト社長をリストアップ。衰えを知らない秋山から、ますます目が離せない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社