日清食品HD 即席めんが好調、純利益408億円と最高益を更新

 

 「カップヌードル」などを展開する日清食品ホールディングス(株)(TSR企業コード:570157471、新宿区、東証1部、以下日清食品HD)は5月11日、2021年3月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。
 巣ごもり需要による即席めん事業が好調だったほか、海外事業も伸び、当期利益が408億2800万円と過去最高益を更新した。売上高は5061億700万円(前期比7.9%増)、営業利益555億3200万円(同34.6%増)といずれも過去最高だった2020年3月期を上回った。
 日清食品HDは、2020年11月に(株)湖池屋(TSR企業コード:293073961、板橋区、JASDAQ)の株式を追加取得し、連結子会社化も寄与した。
 同日発表した2022年3月期(連結)の業績予想は、売上高5400億円(前期比6.7%増)、利益は最大で、営業利益445億円、当期純利益330億円を計画している。

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