無念! ジャンポケ斉藤 トレーニングセールでジャングルポケット産駒馬落札ならず

惜しくも競り負けた斉藤

お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二(38)が11日、公式ユーチューブチャンネルで、トレーニングセール参加の様子を生配信。名馬ジャングルポケット産駒馬の落札を狙ったが、競り負けてしまった。

父…ジャングルポケット、母…ミフユの2歳馬を狙い、オンラインで競りに参加した斉藤は「ごめん、心臓が。普通の状態じゃいられない。大丈夫か、脈。ヤバイ」と大勝負を前に上がりまくり。

約1万8000人が見守る中、震える手でキーを押したが、競り合う相手が強すぎた。あれよあれよと斉藤の資金の限界を突破し、528万円で落札されてしまった。あっけなく幕を閉じた斉藤の初めての勝負には、低評価が付き「詐欺師」の言葉が躍った。

これには斉藤もがっくり。「勝負に負けました。すべて私の勉強不足です。勇気が足りませんでした」と非を認め「買います。ジャングルポケット産駒の馬主になります。信じてください。次に巻き返します。作戦しっかり立てて勝ちに行き、なんとか買えるように頑張ります」と再挑戦を誓った。

ちなみにこの配信の直後に出向く仕事のギャラは、交通費なしの1000円! 「仕事が大好きなので、仕事がいただけるだけで満足しています」というものの、馬主になるにはやや資金面に不安がある。それでも、この配信は産地でも話題を呼び、トレーニングセールは盛り上がったという。

斉藤は芸能界きっての競馬好きで知られ、本紙・虎石晃記者が出演中の「ウイニング競馬」(テレビ東京系)で司会を務める。トリオ名は2001年の日本ダービー、ジャパンカップを制し、この3月に亡くなった“府中巧者”の名馬ジャングルポケットにあやかってつけた。

名馬より有名になりたいという志を持っていたものの、その馬が亡くなってしまったことから「自分たちで何とかしたい」という気持ちが強くなった。そこで、子供を買って馬主になる決意を固めたという。

斉藤はオンラインビット参加資格を取得。主催者に許可を得たうえで配信を行った。「トレーニングセール」は、調教が施された2歳馬のセリで、即戦力となる馬が出てくる。ジャングルポケット産駒は1頭だけだった。

途中、パソコンの使用方法が分からず、1000万円の馬に入札してしまうハプニングがあり「ああ~っ!」と絶叫。結局、未遂に終わって事なきを得たが、「1000万やばいっすよ。僕、本当にお金ないから。隠しているわけじゃない。皆さんと同じです。でも、ジャングルポケットの子供を買おうという覚悟は決まったから。あ~、怖い」と肝を冷やした。

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