栃木県内22人感染 真岡でクラスター 新型コロナ、11日発表

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は11日、新たに計22人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。真岡市のホームパーティーで、県内63例目のクラスター(感染者集団)が発生した。また県は同日、医療機関への救急搬送後に感染が判明した患者1人が10日に死亡したと発表。県内の累計感染者数は5650人、死者は計74人となった。変異株感染は6人確認され、県公表の変異株感染者は計198人になった。

 真岡市のクラスターは今月1、2の両日に個人宅で会食した親族12人のうち、5人の感染が確認された。県は長時間の会食や、感染防止対策が不十分だったことが原因とみている。

 新規感染者は10歳未満~70代の男女。宇都宮市11人、栃木市4人、那須塩原市2人、鹿沼市、小山市、益子町、芳賀町、調査中各1人。変異株感染は30~80代の男性で、いずれも変異株「N501Y」が検出された。

 県と宇都宮市は11日、261件を検査(委託分は未集計)。累計検査件数は22万4618件、退院者5367人、入院者137人、宿泊療養者79人、自宅療養者23人、入院調整中32人、重症者4人。

県内の新型コロナウイルス感染者(11日発表)

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