マカオ、大規模コンベンション3件の誘致に成功…8000人超が参加見込み、経済効果に期待

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マカオ政府各部門と地元商工会の連携によりMICE参加者の市街地への誘導することで経済波及効果を狙う策も(写真:IPIM)

 新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴い、ボーダーをまたぐ移動が困難となっているほか、マカオ域内においても厳格な防疫対策が維持されていることから、MICE開催件数が大幅に落ち込んでいる。

 マカオでは比較的早期にコロナ封じ込めに成功しており、400日以上にわたって市中感染確認ゼロが続いている。また、同じく状況が落ち着いている中国本土との間で往来制限緩和も進んでいる状況にある。

 マカオ政府貿易投資促進局(IPIM)は5月10日、政府横断部門が提供するワンストップ支援サービスを経て誘致に成功した3件の大規模コンベンションが来月(6月)下旬に相次ぎ開催予定と発表。いずれも企業によるもので、参加見込み人数は8000人超となることから、マカオの小売、料飲、ホテル業界に経済効果が期待できるとした。

 IPIMでは、ヒアリング等を通じてマカオの事業者が旅客の戻りと旅客ソースの拡大を期待していることを認知しており、今後関係各所と連携しながら、より多元的なテーマのMICE誘致を進めていくとのこと。

 マカオのインバウンド旅客の中でも、MICE参加目的の旅客の消費額は大きく、誘致に期待がかかる。マカオ政府統計調査局の資料によれば、昨年(2020年)のMICE目的旅客の1人あたり平均消費額は3117マカオパタカ(日本円換算:約4.2万円)で、全体平均の約1.5倍だった。