春季北信越高校野球県大会は11日、長岡市悠久山球場で準決勝が行われ、第3シードの関根学園が第2シードの新潟明訓(新潟市)を4―2で下し、平成30年春以来3年ぶり3度目の決勝進出を決めた。前身の高田北辰時代(昭和48年春)を含む。13日の決勝で、春夏秋を通じ創部以来初の優勝を目指す。
先発の牧野水樹投手(3年)が八回まで無失点(被安打2)と力投。打線も応え、四回裏に5番大竹直樹捕手(同)の右前適時打で先制した後、六、七回にも着実に加点した。牧野投手は九回表に2点を失ったが、最後は相手打者を三塁ゴロに打ち取り、エースの意地を見せた。
投打のかみ合った勝利に、安川巧塁(よしたか)監督(29)は「全体が『牧野のために』と気持ちを合わせ、牧野もそれに応えた。いいチームだと感じた」と、全員でつかんだ勝利を喜んだ。
3年ぶりの決勝では、春夏秋を通じて初の優勝に期待が掛かる。13日午前10時から同球場で新潟産大附属(柏崎市)と対戦する。