【全日本】諏訪魔がV8戦延期を大歓迎!? 右膝&アメ車の故障もバッチリ“修理”できる

諏訪魔(左)は真剣な表情のジェイクの隣で、貫禄のサムズアップポーズ

全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)が、チャンピオン・カーニバル(CC)覇者ジェイク・リー(32)を挑戦者に迎えてのV8戦に向け腕をぶしている。

この防衛戦は当初、16日の東京・大田区総合体育館大会で予定されていたが、緊急事態宣言の延長により大会が6月26日に延期になったため、タイトル戦もスライドされた。諏訪魔は「選手として戦いたい気持ちも正直ありましたが、(専務)執行役員としてはお客さまの命が第一で、そこのリスクや危険を負わせるわけにいかない」と無念そうに話した。

しかし落ち込むばかりではないのが暴走男の持ち味。「残念は残念だけど、俺自身としては逆に1か月半、時間ができたと考えてプラスにするしかない」。実は今、満身創痍で、CCの過酷な連戦で古傷を抱える首に加えて右ヒザも負傷。「両方、骨に異常はないけど、治るまでには少し時間がかかる状態みたいで厳しかったんだよ。でも延期になったから。経験からいって来月ならバッチリ間に合う」と明かす。

さらには最近、愛する高級アメ車が故障したと告白。「厚木で急にパワステが壊れて“重ステ”になっちまってよお、ハンドルが回らなくなったんだよ。どうしようもなくてレッカー移動した。修理費? 莫大な費用が…」と表情を曇らせる。その上で「しょうがないから代車かかみさんの小せえ車で大田区に行かなきゃと思ってたんだよ。でも1か月半あれば直せるから、悠々と心にゆとりをもって会場入りできる。修理費? その話はするな!」と話した。理由はどうあれ、延期を味方にベルトを守れるか。

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