ラウンドワン ボウリングやカラオケ不振が響き179億円の最終赤字

 

 ボウリングやゲームセンターなどレジャー施設を展開する(株)ラウンドワン(TSR企業コード:630124809、大阪市中央区、東証1部)は5月12日、2021年3月期(連結)の当期利益が179億7300万円の赤字だったと発表した。当期利益が赤字だったのは2015年3月期(45億6800万円の赤字)以来、6年ぶり。
 ラウンドワンは、国内約100店舗のほか、米国やロシアにも店舗を展開している。しかし、世界的な新型コロナの感染拡大の影響で、臨時休業や営業時間の短縮、外出自粛などが響き、業績が悪化した。2021年3月期(連結)は売上高609億6700万円(前期比41.8%減)、営業利益192億8600万円の赤字(前期88億8000万円の黒字)、当期純利益179億7300万円の赤字(同47億9400万円の黒字)だった。
 2022年3月期(連結)の業績予想も同日公表し、売上高1061億4000万円(前期比74.1%増)、営業利益61億2000万円、当期純利益32億1000万円と黒字転換を見込んでいる。

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