ぐるなび 飲食店の休業が響き97億円の最終赤字に

 

 飲食店の予約サイトを運営する(株)ぐるなび(TSR企業コード:294248340、千代田区、東証1部)は、新型コロナによる外食需要の縮小などでネット予約の手数料売上が落ち込み、2021年3月期(連結)の当期利益が97億400万円の赤字だった。
 5月12日に発表した2021年3月期(連結)の売上高は161億8100万円(前期比47.7%減)、営業利益74億2300万円の赤字(前期18億2600万円の黒字)、当期純利益97億400万円の赤字(同9億4900万円の黒字)だった。
 2022年3月期(連結)の業績予想は、売上高194億円(前期比19.9%増)、営業利益29億円の赤字、当期純利益30億円の赤字と2期連続の赤字見通し。
 ぐるなびは同日、資本金をこれまでの23億3430万円から1億円に減資すると発表した。今後の資本政策の柔軟性・機動性を確保するとともに健全な財務内容を維持するためとしている。効力発生日は7月30日を予定している。

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