キンコン西野が嘆くお金リテラシーの低さ「銭ゲバ発言は野蛮な行為」

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(40)が12日、自身のユーチューブチャンネル「西野亮廣エンタメ研究ラジオ」を更新し、日本人のお金リテラシーの低さを嘆いた。

「よく言われてることですが、日本人はみんなお金のことを全く学ばずに大人になってしまってる。人目につく所でお金の話をすると結構な数の日本人が『銭ゲバだ』とか言っちゃうじないですか。少し厳しい言い方をすると、あれはやっぱり知識不足からくる思考停止で、とても野蛮な行為だということ分かっていたほうがいいと思います」と問題提起した。

西野によるとお金の話は(1)お金稼ぎとしてのお金の話(2)テクノロジーとしてのお金の話(3)歴史としてのお金の話の3つのテーマにわかれているという。西野の興味の順位は歴史、テクノロジー、お金稼ぎという。

「大前提としてお金の使い方とか考え方は他人の問題なんで、そこはきちんと線を引いてください。政治家の税金の使い方に口を挟むの結構ですが個人のお金の使い道や考え方に口を挟むような恥ずかしいことだけ絶対にやめましょう」としたうえで持論を展開。

「テクノロジーとしてお金の話をしてるのに『銭ゲバや』って言ってしまうのがお金リテラシーの低い日本人ですね。ぼくはお金稼ぎに本当に興味がないんですが、それを言うとですね『そんなこと言ってお金の話しとるやないかい』という突っ込みをする人がいるんですけど、この突っ込みがズレていることが伝わったと思います」

「お金の歴史が一番好き」を象徴するような〝事件〟も起きていた。5、6年前にブロックチェーンを勉強するために10万円分のビットコインを購入したという。「ここでブロックチェーンの仕組みを理解して、それで僕の目的は達成したんですよ。なので、そのままほったらかしにしてそんなことも忘れていたんですけど今やってる『キンコン西野と学ぶ仮想通貨勉強会』でビットコインのこと思い出して、5、6年ぶりに取引所をのぞいてみたら大化けしていましたよという話でございます」と話した。

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