ヤクルト・高津監督 9回打ち切りは「僕の中ではクエスチョンマーク」 今季6度目のドロー決着に

ヤクルト・高津監督

ヤクルトは12日の広島戦(神宮)を0―0で引き分けた。

移籍後本拠地初勝利を目指した先発・田口麗斗投手(25)が7回無失点の好投も打線の援護はなし。広島先発・森下が自身ワーストの6四球と制球に苦しむも、安打はわずか4に抑えられた。

試合後、高津臣吾監督(52)は6四球については「よく取った」としながらも「四球を生かしきれなかった」「連打が難しい投手を捉えることができなかったと思いますね」と語気を強めた。

9回で打ち切りとなる今季、ヤクルトは早くも6度目の引き分けとなった。高津監督は「ちょっと淡白なところが出ているのかなと思う」「10回、11回といろんな攻防の作戦を立てるのも面白さだと思いますので、慣れたっていえば慣れましたけど僕の中ではクエスチョンマークがつく」と腑に落ちない様子だった。

この日からヤクルトは有観客試合を再開。久しぶりにスタンドに詰めかけたファンを喜ばせることはできなかった。

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