月間MVP男の粘投実らず… 巨人・高橋が6回途中2失点も6勝目はおあずけ

巨人・高橋

巨人が12日のDeNA戦(横浜)に5―5で引き分け。今季負けなしの先発・高橋優貴投手(24)が先発し、6回途中2失点も、勝ち負けはつかなかった。

高橋は岡本の適時打などで初回から3点のリードをもらったが、2回には宮崎に2ランを被弾し点差を縮められた。だがその後は、5回までに許した安打は2本と粘りを見せた。

一方で、6回には課題の制球難もちらり。大和、オースティンと2者連続四球を与えると、その後2つのアウトを取りながら牧にも四球を与えて二死満塁のピンチを招き、今季最短イニングで降板。「何よりも6イニングス目を投げ切れなかったことが反省。この投球では1、2年目と同じ繰り返しになってしまう」と、3年目左腕は猛省した。

今季6勝目を目前にした8回に高梨がソトに逆転2ラン、直後に井納が牧にソロ弾を被弾して、虚しくも勝ち投手の権利は消滅。それでも土壇場の9回に岡本が8号2ランを放ち、なんとかチームは引き分けに持ち込むことに成功した。

ローテ6番手ながら、破竹の勢いで勝ち星を積み重てきた高橋は、3・4月度の5戦5勝を評価され「大樹生命月間MVP賞」を初受賞。「1年間チームに貢献できるように一つ一つの登板を大切にしてやっていければいい」と、今後の目標を力強く語った“6男坊”の次戦に期待だ。

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