【東京五輪】橋本聖子会長「本当に心が痛む」アスリートへの誹謗中傷に困惑「私が責められるべき」

橋本聖子会長(代表撮影)

国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が12日、スイス・ローザンヌで開催され、東京五輪・パラリンピックの進捗状況に関するプレゼンテーションをオンラインで実施。東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)がアスリートへの誹謗中傷について言及した。

新型コロナウイルス禍の影響で東京五輪・パラリンピックの開催を危惧する声は根強く、池江は7日に自身のツイッターで「『辞退してほしい』『反対に声をあげてほしい』などのコメントが寄せられている」と打ち明け、大きな波紋を呼んだ。

この件について、橋本会長は「アスリート個人に対してSNS等で大変な心配、不安をかけているというのは、本当に心が痛む思い。アスリートが責められるべきでなく、組織委員会の会長の私が責められるべき問題だと思っている。反省もあるが『開催をしないでほしい』『辞退してほしい』という反対意見の矛先が個人に向けられるのは、私自身として許しがたい」と表情を曇らせた。

その上で「アスリートが東京大会に向けて、自信を持って頑張りたいという声すら上げられない現状を見たときに、もっとアスリートのみなさんが安心して準備できる態勢を作り上げていかないといけないと感じた」と振り返った。

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