壮絶な試合となった。ソフトバンクが12日のロッテ戦(ペイペイ)に8―8で引き分けた。
3点リードの5回に先発・和田が1イニングで6失点して逆転を許した。その後7回に打線が一挙5点を奪い逆転したが…。9回に守護神・モイネロが味方のエラーも絡んでまさかの2失点で同点に追いつかれた。
試合後の工藤監督の落ち込みぶりは大きかった。普段は敗れた際でも質問に対して明確な受け答えをする指揮官が、この日は何度も沈黙して考え込んだ。試合のポイントについて「ありましたけどね」と口にしつつも「すみません。頭の整理ができてないので」と明言を避けた。
「今日は僕のミスです」と自らが責任を背負う形で試合後会見を短く終えた。