退団問題に揺れる浅野拓磨 弁護士は勝訴に自信満々

浅野拓磨

セルビア1部パルチザンを退団した日本代表FW浅野拓磨(26)の弁護士が、クラブ側との法廷闘争で完全勝訴に自信を見せている。

浅野は給与未払いなどの理由にパルチザンからの退団を電撃発表したが、クラブ側は徹底抗戦を見せて法廷闘争に持ち込まれようとしている。

そうした中で現地メディアは、トルコ1部トラブゾンスポルとの2年契約が合意に達したと一斉に報道。今後は問題が決着して無事に移籍が完了できるかが焦点になってくるが、浅野サイドの弁護士は勝訴に確信を得ているようだ。

トルコメディア「カラデニスガゼテッシ」によると、浅野の弁護士は「今回の訴訟で我々に不利となる可能性は低い」とトラブゾンスポルに伝えており、滞りなく移籍手続きを行う構えを見せている。「FIFA(国際サッカー連盟)の規定では、所属クラブが選手に2か月以上、給与を支払わない場合は15日以内で解決しなければならないが、この期間を過ぎた場合は選手は契約解除が可能になると定められている。浅野はこのケースに該当する」と主張。パルチザン側が求める賠償金の支払いなども必要なく、浅野側の主張が全面的に受け入れられるとの見通しを示した。

早期決着で待望の移籍は果たせるか注目が集まる。

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