【新型コロナ】インド変異株、国内で70件確認 厚労相「厳しい目で対応」

 新型コロナウイルス感染症を巡り、田村憲久厚生労働相は12日の衆院厚生労働委員会で、インドでの感染爆発につながっている変異型が、日本国内で10日までに70件確認されたことを明らかにした。

 このうち66件は空港検疫で見つかり、田村氏は「非常に厳しい目で対応しなければならない。水際対策を含めて万全の対応をしていく」と述べた。

 立憲民主党の早稲田夕季氏(衆院神奈川4区)への答弁。

 政府はインドと隣国のネパール、パキスタンからの入国者に対し、入国後6日間は宿泊施設に待機することを求めている。

  政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長は「理想的には14日間がいいと思うが、施設が用意できないとか、住民の協力が必ずしも得られないということで政府に6日間と決めていただいた。ともかく人流を下げ、停留時間を長くすることが求められる」と述べた。

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