ポスト・ダフト・パンクと称されたジャスティスのギャスパール・オジェ、ソロ・デビュー作発売決定

Photo by So Me

2000年代半ばにロックとレイヴを融合させ日本でも「D.A.N.C.E.」がヒットを記録したフランスの人気デュオ、ジャスティス(Justice)。このメンバーとして知られるギャスパール・オジェ(Gaspard Augé)が、2021年6月25日にソロ・デビュー・アルバム『Escapades』をリリースすることを発表、合わせて先行シングル「Hey!」を公開した。この曲のミュージック・ビデオはトルコで撮影され、監督はメジャー・レイザーやジャスティスのビデオを過去に手掛けてきたフィリップ・ニルソンが担当している。

<動画:Gaspard Augé – Hey ! (Official Video)

ギャスパール・オジェは新曲についてこう語る。

「この曲をレコーディングしている時に、最初に頭にイメージが浮かんだんです。草原でバイオリンを演奏するモンゴル人の騎手、それは極東の雰囲気を持つ壮大なイメージでした。Filip Nilssonと素晴らしい騎手Metin Yılmazがその夢を実現してくれました」

ギャスパールが最後に公の場に姿を現したのは、ジャスティスのグザヴィエ・ドゥ・ロズネと共に、バンドの最初の10年間の楽曲を再構築したアルバム『Woman Worldwide』で2019年のグラミー賞を受賞した時だった。ジャスティスとして新曲に取り組んでいる一方で、ギャスパールはデュオ以外の自分の音楽的アイデンティティを確立する時期だと感じており、深く考えすぎずに自由で実験的なインストゥルメンタルの作品を作りたいと考えていたという。

結果、異教の儀式や宇宙ステーションでのマカロニ・ウエスタンのイメージ、プログレ・リバイバルからダンスフロア・サンパー、サイケデリック・フォーク、イタリアン・ホラー映画のサウンドトラックまで、様々なアイデアが浮かんだ。その華々しいビジョンを実現するために、フランスの作曲家Victor le Masneとチームを組み、パリの2つのスタジオで作業を行い、『Escapades』は2ヶ月間で制作が終了した。

Written by uDiscover Team

___

ギャスパール・オジェ『Escapades』
2021年6月25日発売

© ユニバーサル ミュージック合同会社