株式会社倉沢石油(十日町市)の破産手続開始が決定

株式会社倉沢石油(十日町市、資本金1,000万円、倉澤洋一社長、従業員4名)は、4月23日に新潟地裁長岡支部より破産手続開始決定を受けた。申請代理人は小村隆弁護士(小村法律事務所)、破産管財人には五十嵐亮弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所長岡事務所)が選任された。負債総額は債権者6名に対して5,200万円。

同社は十日町市内でガソリンスタンドを運営し、官公庁や一般顧客を対象としてガソリンや軽油、灯油などを販売していた。2021年1月期はコロナ禍による自動車往来の減少で売上高は7,000万円前後にとどまったが、僅かながらも黒字を計上していた。

しかし、2020年10月に創業者であった元社長が死去。新たに親族が代表者となり事業を継続していたが、経営の実務者が不在となった影響は大きかった模様で、加えて先行き不透明感が強まっていたことから事業継続を断念し、今回の措置となった。

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