鎌倉のシンボル、鶴岡八幡宮。
参拝者数は、なんと全国5位!
初詣だけでも、約250万人程が鶴岡八幡宮に訪れています。
ここでは鶴岡八幡宮の歴史、祀られている神様、祭り、御朱印など。
ひとみ編集長鶴岡八幡宮が、より楽しくなるポイントをご紹介します♫- 源頼義が建設、源頼朝が今の場所に移設
- 神様とご利益を知って、境内のパワースポット巡りしよう
- 祭りも充実!流鏑馬やぼんぼり祭りも素敵
鶴岡八幡宮ってどんなところ?
鶴岡八幡宮の歴史
1063(康平6)年
源頼義が源氏の氏神として出陣の際にご加護を祈祷した京都の石清水八幡宮を、奥州平定後に鎌倉に帰ってから由比ヶ浜にお祀りする。
1180(治承4)年
源氏を再興しようとした源頼朝が、御神意をによって由比ヶ浜から現在の場所に移す。
1191(建久2)年
鎌倉幕府の宗社として現在の姿に整備を整えられ、鎌倉の町づくりの中心となる。
鶴岡八幡宮は源頼朝が最初に作ったのが寺院で、出世運や勝負運の開運スポットです。
昔はいい国(1192年)作ろう鎌倉幕府と言われていましたが、今はいい箱(1185年)作ろう鎌倉幕府と言われています。
由緒正しい神社で鎌倉幕府が開かれる130年ほど前から、鶴岡八幡宮の歴史は始まり鎌倉の町づくりの中心となっていました。
現在の姿になってから約830年たちますが、今も鎌倉のシンボルです。
鶴岡八幡宮の神様は3柱
鶴岡八幡宮のシンボル白鳩
鶴岡八幡宮には
- 応神天皇(おうじんてんのう)
- 比売神(ひめがみ)
- 神功皇后(じんぐうこうごう)
3人の神様がいます。
祀られている神様のことを御祭神と言い、まとめて「八幡神(やわたのかみ、はちまんしん)」と言います。
以前は天照大神による王朝社会だったのですが、武家の守護神である八幡神を祀ることで武家社会を発展させました。それほど力のある神様たちです。
応神天皇(おうじんてんのう)
西暦270年頃の第15代天皇「応神天皇」には以下のような神話があります。
平安時代の後期に現在の大分である豊前国宇佐に、鍛冶屋のおじさんがいました。
そのおじさんに仕えていた人が「神様ならば姿を見せてください」と祈ると、おじさんは子どもの姿になり「私は15代の応神天皇。護国霊験威身神大自在王菩薩なり」と言いました。
これはわかりやすく言うと「私は応神天皇の霊である。国を守る菩薩である。」つまり『国を守る神であり菩薩である。』ということです。
それまで神道と仏教は別物として扱われていましたが、これを機に習合していく流れが生まれました。
比売神(ひめがみ)
神様の名前ではなく、神社の主祭神と関係のある(妻や娘など)女神を指します。
鶴岡八幡宮の主祭神は、応神天皇なので応神天皇と関わりの深い女性が比売神です。
神功皇后(じんぐうこうごう)
第14代仲哀天皇の皇后「応神天皇の母」。
天皇不在の時代で摂政を務めた人物です。
応神天皇を身ごもりながら、三韓征伐に出向いたと「日本書紀」に記載されています。
鶴岡八幡宮のご利益は?
鶴岡八幡宮は鎌倉の中心にあり、龍脈の山に三方を囲まれ、強いパワーがある龍穴の地(大地のエネルギーがみなぎる場所)と言われています。
仕事や人生に、変化・再生をもたらすパワースポットです。
どんな願いもまずは、本宮から参拝・祈願しましょう。
そして鶴岡八幡宮の境内には、本宮以外にも他にも神社やご利益スポットがあります。
白旗神社:必勝、学業
丸山稲荷社:商売繁盛
大銀杏:健康
鶴亀石:開運
旗揚弁財天と政子石:安産、子宝
段葛:恋愛成就、安産
幸福、縁結び、厄除け、交通安全、家内安全、旅行安全、ペット…など
鶴岡八幡宮は、かなり強力なパワースポット!
境内のパワースポットを巡れば、運気アップが期待できます。
鶴岡八幡宮の見どころを紹介
鶴岡八幡宮の境内MAP
本宮
応神天皇、比売神、神功皇后を祀っている中心となる社殿。大正時代の関東大震災の時に立て直しされたものです。
国の重要文化財に指定されています。
本宮からの景色。鎌倉の街と由比ヶ浜まで延びる参道がとってもきれいです!
遠くに由比ヶ浜まで望めるので、目を凝らして見てくださいね。
舞殿
源義経には側室の静御前がいました。
側室ながらも互いの愛は強く、義経と頼朝が対立をしたときに舞の名手であった静御前が舞を披露し、「しづや賤 しづのをだまきくり返し 昔を今になすよしもがな」と言ったそうです。
しず布を織る麻糸をまるく巻いたものから糸が繰り出されるように、昔のことが今も繰り替えし続ければいいのにという意味です。
義経と敵対していた頼朝は激怒してしまいますが、北条政子が諌めて静御前を助けたそうです。
舞殿では今でも神事の時には、巫女の舞が見られたり、豆撒きもここで行われます。
大銀杏
樹齢1000年と言われる大銀杏ですが、平成22年に強風によって倒壊してしまいました。
大銀杏の根の部分と新しく植えられた幹は、本殿に向かう階段の横に今もあります。
そして大銀杏は鎌倉幕府三代目将軍の源実朝が暗殺された時に、殺害した公暁が隠れていた場所と言われています。
ここで歴史的な暗殺が行われたと思うと、ドキドキしますね。
そして倒壊した幹の一部は、「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」のカフェに展示されています。
大銀杏は生命力をあげる、つまり健康へのご利益があるとされていて鶴岡八幡宮の絵馬にもなっています。
白旗神社
源頼朝と実朝が祀られている神社です。
源氏の旗が白だったことから白旗神社と言われています。
2人の生前の功績から、必勝や学業成就のご利益があると言われています。
丸山稲荷社
丸山稲荷社は「商売繁盛」のご利益があると言われています。
丸山稲荷社には沢山の赤い旗が掲げられていますが、これは商売繁盛を願った参拝者が赤い旗を奉納したことから赤旗で囲むようになったそうです。
赤い鳥居が幻想的
実は現在の場所に鶴岡八幡宮ができるより前から丸山稲荷社はあり、創建時期は室町時代と伝えられています。
一番古い建物なので国の重要文化財に指定されています。
絵馬も鳥居の形をしていて、ちょっと可愛らしいです。
鶴亀石
2つの台座にそれぞれ石が置かれているのですが、石を洗うと鶴と亀の模様が浮き上がってくるという言い伝えがあります。
大変縁起が良いとうことで、開運のご利益があると言われています。
太鼓橋と源平池
鶴岡八幡宮入ってすぐのところに橋があり、それを太鼓橋を言います。
神様が通る道なので、人は通ることができません。
太鼓橋の右が源氏池、左が平家池。この総称を源平池と言います。
源氏池には3つ、平家池には島が4つあり、島の数は北条政子の命で作られたもの。
源平池の3は「産」を、平家池の4は「死」を意味していて、源氏が栄え平家が滅亡する願いが込められていると言われています。
ただ逆の意味もあると言われていて、源平池の3は「散々」平家池の4は「幸せ」を意味しているという説もあります。
それは北条政子が元々は平家に仕えていたので、政子を思ってそうなったとも言われています。
源平池は夏になると蓮子の名所になり、とても綺麗です。
源氏は白旗、平氏は赤旗であったことから、源氏側には白の蓮、平氏側には赤の蓮を植えたそうです。
現在は時が経ち紅白が混ざり合ってきれいな景色を生み出しています。
旗揚弁財天
源平池に浮かぶ旗揚弁財天は、源頼朝がこの場所で旗揚げをしたことからこの名前がつきました。
ここには「政子石」別名姫石と言われる石があるのですが、源頼朝が北条政子の安産祈願として石を置いたそうです。
安産や子宝のご利益があり、子宝を願って訪れる人が沢山います。
源頼朝が安産祈願をしたのは神功皇后の話を受けてのことです。
友人がこちらを参拝し、無事2人出産しています。ご利益は抜群に違いありませんね。
段葛・若宮大路
段葛や若宮大路は、北条政子が妊娠した時に整備されたものです。
当時は出産は命がけでした。
源頼朝は政子が無事出産できる様に、当時真っ直ぐではなかった若宮大路をまっすぐに整備。
参道=産道を真っ直ぐに整備し、安産を祈願しました。
鶴岡八幡宮には政子石という安産祈願のご利益がある石がありますが、これを聞くと「どんだけ頼朝、政子のことが好きなの!?」と思いますよね。
あの2人は本当に大恋愛の末に結婚していて、2人がここを散策していたことから恋愛成就のご利益があるとも言われています。
カフェや池のほとりのでのんびり過ごそう
鶴岡八幡宮の境内には
- カフェ風の社
- 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムのカフェ
- ぼたん園の隣の抹茶どころ
- 源氏池のほとりの休憩所※休止中
があり、のんびりと鶴岡八幡宮を楽しめるスポットが点在しています。
カフェ風の社では平家池と春は桜、夏は蓮子が楽しめます。
そして源氏池が望める休憩所の周辺は無料のベンチもあり、地元の人の憩いの場所になっています。
鶴岡八幡宮のシンボル、鳩も沢山います。
オリジナルが可愛い♡御朱印帳と御朱印
御朱印は鶴岡八幡宮と旗揚弁財天の2種類があります。
鶴岡八幡宮のオリジナル御朱印帳は、デザインが素敵なのでとても人気があります。
大判が2種類と小判が2種類の計4種類のデザインがあります。
お正月限定の御朱印もあるので、そちらも要チェックです。※2021年はコロナ禍の為書き置き。
シンボル大銀杏の絵馬で願い事
鶴岡八幡宮には、
- 旗揚弁財天の弁天様の絵馬
- 丸山稲荷社の鳥居の絵馬
- 樹齢1000年を超えた大銀杏の絵馬
- 干支の絵馬
などいくつかの絵馬があります。
もし一般的な願い事なら、シンボルの大銀杏の絵馬が素敵。
また成長するようにと願いが込められた大銀杏の絵馬は、なんだか夢が叶いそうですね。
凶が強運になる?!ちょっと変わったおみくじ
鶴岡八幡宮では開運のおみくじと、八幡様らしい鳩みくじがあります。
おみくじと一緒に鳩のお守りが付いてくるので、いい思い出になりそうですね。
そして万が一凶を引いてしまったら、「凶運みくじ納め箱」に納めましょう。
凶や大凶のおみくじを結び、箱に入れ、矢を掴みます。
すると凶運が強運に!なんだか逆にラッキーになった気分。
鶴岡八幡宮では凶が出やすいイメージです。万が一凶が出ても逆にラッキー!と思ってくださいね。
お祭りやイベントも見逃せない
源頼朝は流鏑馬や相撲、舞楽などの神事や行事であるお祭りを行っていました。
現在も鶴岡八幡宮では、今でも様々な神事やイベントが行われています。
中でも人気なのが、
流鏑馬は4月と9月に行われ、1187年に源頼朝が始めたのをきっかけに伝統が残されています。
ベストシーズンは桜と紅葉
鶴岡八幡宮は春は桜、秋は紅葉の観光スポットでもあります。
源平池に映る桜や、段葛の桜並木はとっても素敵ですよ。
https://kamakura-life.net/hachimangu-sakura/
https://kamakura-life.net/hachimangu-2/
時間・アクセス・駐車場などについて
アクセス
鎌倉駅から徒歩10分です。
鶴岡八幡宮の参道は由比ヶ浜の方から続きますが、せっかくなら行きか帰どちらかでも参道の段葛を通って鶴岡八幡宮まで行って欲しいなと思います。
段葛は八幡宮に近づくにつれて道が狭くなっています。
これは遠近法を利用して八幡宮が大きく錯覚させるためです。
攻めにくいお城造りの案として考えられたものなので、意識をしてみると面白いですよ。
鶴岡八幡宮の地図
時間
10月から3月は6:00から21:00、4月から9月は5:00から21:00です。朝早くから夜遅くまで開いているのであまり時間を気にせずに行くことができます。明け方の雰囲気を味わいたいなどの希望も叶えられますよ!
駐車場
駐車場は普通車用と大型バス用の2種類の駐車場があります。
普通車
利用時間帯 9:00~19:30
祈祷の方は2時間まで無料で利用できます。
それ以外の方は1時間まで600円、以降30分毎300円です。
大型バス
利用時間帯 9:00~17:00
1時間まで2,000円、以降30分毎1,000円です。
事前に予約ができます。利用登録が必要なので予約をしたい方はホームページで確認してください。
■鶴岡八幡宮
住所:鎌倉市雪ノ下2-1-31
電話番号:0467-22-0315
公式ホームページ>
鶴岡八幡宮のご利益・見どころまとめ
運が良ければリスに会えるかも?!
鶴岡八幡宮は明治神宮などと並び「宮」がつく、位の高い神様がいる神社です。
応神天皇や神功皇后、源頼朝や北条政子など。鎌倉の強力なパワースポットです。
様々なご利益があるからこそ結婚式や安産祈願、七五三などの家族行事を行うには最適の場所と言えるでしょう。
境内には鳩やリスや亀など動物も沢山います。
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