沖縄・大宜味発のウーロン茶 夫婦が無農薬で「自慢の味」 今年初出荷

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 【大宜味】沖縄県大宜味村で唯一の茶農家、「山城茶園」の山城勝則さん(67)が県内では珍しいウーロン茶の加工に取り組んでいる。山城さんがお茶の栽培を始めたのは2005年。当時から無農薬にこだわり害虫を手作業で取り除き続け、今では生態バランスが保たれたようで害虫はほとんど発生しないという。

 昨年までは名護市にある工場に委託して緑茶に加工していたが老朽化のため閉鎖。

 村謝名城にある自社加工所で製茶をすることになり、小規模の設備で手作りができるウーロン茶に着目し製造を始めた。ウーロン茶と緑茶は同じ茶葉を用いている。緑茶は収穫した茶葉を蒸して製造するのに対しウーロン茶は半発酵という製法で作られる。茶の濃さや香りなど夫婦で試行錯誤しながら製品化し、今年4月上旬に大宜味村道の駅(ビジターセンター)と名護市のJAファーマーズマーケットへ初めて出荷した。5月末頃に2回目の出荷を迎える。

 山城さんは「手作業なので茶畑は200坪と小規模だが、栽培から加工まで一貫して行い安心して飲める自慢のお茶。爽やかで香ばしい大宜味産のウーロン茶をぜひ味わってほしい」と笑顔で話した。

 山城茶園のウーロン茶は30グラム、680円で販売。問い合わせは山城茶園(電話)0980(44)3967。

 (安里郁江通信員)