コールが快投 史上2番目のスピードで通算1500奪三振

【ヤンキース1-0レイズ】@トロピカーナ・フィールド

ヤンキースはコリン・マクヒューから始まるレイズの5投手のリレーの前にわずか6安打1得点に封じられたが、エースのゲリット・コールが8回106球を投げて被安打4、奪三振12、与四球0、失点0という素晴らしいピッチングを披露。9回裏はクローザーのアロルディス・チャップマンが三者凡退に抑え、1対0で同地区ライバルとの接戦を制した。快投のコールは今季5勝目(1敗)をマーク。防御率は1.37となった。

コールが快投を続けるなか、6回までレイズ投手陣に無得点に抑えられたヤンキース打線。7回表無死2・3塁のチャンスでも一死後にアーロン・ヒックスの犠飛で1点をもぎ取るのが精一杯だったが、コールにはこの1点で十分だった。2ケタ奪三振かつ無四球の試合は今季5度目だが、これはすでにヤンキースのシーズン記録を更新。コールにとっては通算18度目であり、メジャー史上6位タイの数字となっている。

また、コールは3回裏にブレット・フィリップスから奪った空振り三振で通算1500奪三振に到達。通算212試合での到達はスティーブン・ストラスバーグ(213試合)を上回り、ランディ・ジョンソン(206試合)に次ぐメジャー史上2番目のスピード記録となった。

さらに、コールは5先発連続無四球となり、最後の四球を出してから56個の三振を奪っている。これは本塁とマウンドのあいだの距離が現在のものになった1893年以降、カート・シリング(2002年5~6月)と並ぶメジャータイ記録である。コールの快投はどこまで続くのだろうか。

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