山本譲二が金髪リーゼント、松居直美がセーラー服!異色タッグで踊るデュエット曲とは

ダンスに挑戦した松居直美(左)と山本譲二

演歌歌手の山本譲二(71)とタレントの松居直美(53)が異色タッグ結成だ。先月末、デュエット曲「事実は小説よりも奇なり」をリリースした。作詞作曲したのは氣志團の綾小路翔で、ノリノリで踊る振り付けもある。さらに2人は気志團のような〝不良ルック〟に挑戦することまで公約に掲げた。

「最初、曲を聞いた時には、間違ってうちのスタッフが持ってきたと思いましたね」

山本がこう言うのも無理はない。綾小路が作ったのは、演歌歌手が歌うとは思えないほど、おしゃれな洋楽風の楽曲だったからだ。山本、松居とも「どうやって歌っていいかわからなかった」と同じ感想を持った。

困惑する2人の背中を押したのは、子供たちだ。「娘に71歳でこの歌を歌ったらカッコいいからって言われて」(山本)、「息子に翔さんが作ってくれたんだよって言ったら顔がパーっと明るくなって」(松居)

2人は昨年2月、営業で久しぶりに一緒になり、デュエット企画が持ち上がった。せっかく2人が組むのだから新しいことをしたい――その思いからスタッフは綾小路に依頼した。松居は「翔さんに頼んだことをギリギリまで知らされませんでした。譲二さんとのデュエットも、光栄なことが二重三重にもなった」と笑った。

2人はミュージックビデオの中で踊っている。松居の提案によるもので、イメージしたのは氣志團の「One Night Carnival」。さすがに気志團のようにとはいかないが、手を大きく動かす振り付けが用意された。

山本は「ボーっと突っ立って歌ってもしようがないからって、直美ちゃんが『なんか振りつけましょうよ』って言い始めて。演歌は激しい振りつけないから。大変ですよ」と苦笑いした。

それでも歌手仲間から「カッコいい」と言われるという。当初はしっくりいかなかった山本だが「楽しいほうがいいから」と腹をくくった。

さらには「金髪のカツラを作って歌おう」と綾小路をほうふつさせる〝金髪リーゼント変身〟を計画。松居も「リーゼントの先が伸びたり、キュルキュルって縮んだりするのがいいかも」とノリノリだ。

山本がリーゼントならば、松居は80年代不良少女風だ。「不良? 長いスカートとか、なめ猫みたいな? そうなると50歳でセーラー服を着ることになりますが」と言いつつも「ある程度の枚数が売れたらやりましょうか。ちょっと低めに設定して」とやる気満々だ。

2人が不良ファッションに身を包んで、歌って踊る日も近そうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社