ジョルダン、千葉県佐倉市で顔認証による乗車代金決済システム実証実験開始

ジョルダン株式会社(以下、ジョルダン)は5月10日、千葉県佐倉市ユーカリが丘を開発する街づくり企業である山万株式会社(以下、山万)と共に、2020年11月に運行を開始した新規の路線バス事業(以下、ユーカリが丘コミュニティバス)での顔認証乗車システム実証実験を開始すると発表した。

ジョルダンは、2015年より、まちづくりクラウドサービス「JorudanStyle」の提供を開始した。4月27日には、非接触による認証強化、およびキャッシュレス対応を可能にした「JorudanStyle3.1」として新たにサービスを提供している。

ジョルダン、非接触認証・キャッシュレス対応などクラウドサービス機能拡張

MaaSビジネスを展開しているジョルダン株式会社(以下、ジョルダン)は4月27日、顔認証とポイントを活用し、乗り物への乗車や施設への入退を実現する新たな、まちづくりクラウドサービス「JorudanStyle3.1」の提供を発表した。サービス提供は4月1日から開始している。ジョルダンでは、20...

今回の実証実験では、パナソニック株式会社の顔認証技術の活用と、ジョルダンによる決済・チケット管理のシステム「JorudanStyle3.1」を導入する。これにより、バスに乗車する際に、現金の支払いや定期券の提示などをすることなく、顔認証で乗車代金の決済が可能だ。

また、2021年夏頃には、同エリア内を走行する新交通システム「山万ユーカリが丘線」の改札においても、事前の切符購入や定期券の読み取りをすることなく、顔認証にて決済する実証実験を開始する予定だ。顔認証乗車システムを使った、バスと鉄道の両方で利用できる乗車代金を可能にし、「ユーカリが丘版MaaS」実現へ向けてスタートする。

山万ユーカリが丘線
顔認証システム(イメージ)

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