緊急時は石川と医療協力 新田・谷本両知事が電話会談

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 新田八朗知事は谷本正憲石川県知事と11日に電話で会談し、新型コロナウイルスの感染が今以上に拡大し、万が一の際は医療面で協力するよう事務方で調整することで一致した。12日に県庁で開いた記者会見で明らかにした。県西部から石川県に通勤通学する人もおり「富山県への波及があり得ると想定し、まずは県内の拡大防止に努める」と強調した。

 会談については、新田知事から谷本知事に電話したと言い「難局に立ち向かい、乗り越えてほしい気持ちを伝えたかった」と語った。両県はこれまでも救急医療で連携してきたが「コロナは受け入れ側のハードルが上がる。万が一、より感染状況が厳しくなる場合は、またお話をしたい」と述べた。

 石川県の状況から得た教訓を問われた知事は、両県の感染症対策チームで、変異株の感染力の強さについて意見が一致していると説明。石川でクラスター(感染者集団)が発生し、富山でも感染事例があるバーベキューを例に挙げ「3密を避けただけで安心せず、一つの密も要注意、というのが教訓」と述べた。

 北陸3県の新型コロナの状況を巡っては、1~12日の感染者数は、富山126人、石川533人、福井88人で、石川が突出して多い。石川では8日に過去最多の80人の感染を発表し、9日に独自の緊急事態宣言を出した。