契約延長のネイマールがPSGに〝連チャン〟を要求

ネイマールはクラブに〝おねだり〟(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマンと2025年6月まで契約を延長したブラジル代表FWネイマール(29)が、クラブに対して早くもおねだりだ。ブラジルメディア「UOL」などによると、6月に開幕する南米選手権(アルゼンチン、コロンビア)とオーバーエージ(OA)として7月に開幕する東京五輪の出場を求めているという。

A代表としての南米選手権はブラジル連盟に招集の権限がある一方で、各国協会に招集の拘束力がない東京五輪にも出たいのには訳がある。OAで出場した2016年リオデジャネイロ五輪では母国に金メダルをもたらし、2大会連続での表彰台トップが大きなモチベーションになっているという。

ただ2大会連続の国際大会出場は、ケガのリスクが増大するとともに、クラブで新シーズンを迎えるための調整期間も取れなくなる。五輪に参加すれば6月初旬から8月上旬までクラブからは離脱。通常なら却下されるところだが、契約更新の際に要望していたというだけに、実現してもおかしくはない。

ネイマールの東京行きが実現すれば、フランス代表FWキリアン・エムバペ(22)にも影響が及ぶ。かねてエムバペも欧州選手権と東京五輪の出場を望んでおり、「ネイマールが行くなら自分も」と言い出しかねない。パリSGはようやくネイマールとの契約更新にこぎつけたが、厄介な問題に直面した。

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