元マンUのバレンシア、35歳で現役引退を発表「身体がこの決断を求めていた」

 元マンチェスター・ユナイテッドのアントニオ・バレンシアは、サッカー界から身を退く決断をした。

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 35歳バレンシアはエクアドルのCDエル・ナシオナルでプロキャリアをスタートさせ、2006年にはビジャレアルに移籍。同年にはFIFAワールドカップに出場して2008年にウィガンに加入すると、活躍が評価され翌年にマンUに完全移籍を果たした。2019年まで在籍したマンUでは、339試合に出場してプレミアリーグ2回、FAカップ、リーグカップ2回、そしてUEFAヨーロッパリーグのタイトルを獲得。その後は2年前に母国エクアドルに戻り、今年初めにはメキシコのケレタロでプレーした。バレンシアは、SNSで引退を決意したと伝えている。

「まだ子供だった14歳の時に、家族や村から離れて母国エクアドルの首都へと旅立った。懐かしさを感じながらも、希望に満ちた旅だった。数年後、夢にも思っていなかったヨーロッパに行くことになったんだ。スペインや第二の故郷イングランドにね。ウィガンではユニークな経験をしたけど、神が僕にマンUでプレーする機会を与えてくれた。オールドトラフォードで経験した全てのこと、そして素晴らしいファンの事は決して忘れない」。

「こんなに早くこの瞬間が来るとは思ってなかったけど、僕の身体がこの決断を求めていた。だから、サッカーからの引退を発表したい。僕のキャリアと人生に関わってくれた全ての人に感謝したい。いつも僕を祝福してくれた神様、支えてくれた妻ゾイラと娘のドメニクにもね。そして多くの事を与えてくれた両親、母国のファンのみんなの愛情とサポートに感謝したい」。

35歳バレンシアが現役引退を発表 Photo Michael Regan

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