「イニエスタのボールの持ち方も参考にすべき」元JリーガーがINAC神戸のルーキーにエール WEリーグ・PSMで見せた可能性

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女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサはプレシーズンマッチで2連勝。5月4日に行われたちふれASエルフェン埼玉とのアウェイ戦でも1-0と完封勝利をおさめている。INAC神戸応援番組『カンピオーネ!レオネッサ』(ラジオ関西)で番組パーソナリティーを務めるなど、チームを見続けている元Jリーガーの近藤岳登は、そのなかでも右サイドでプレーするルーキーに注目した。

番組内で、「ルーキーDF竹重杏歌理選手(18)のストロングポイントは?」とのサポーターからの質問を受けた近藤。「前への推進力」を称えたが、右サイドで起用されている19番に、ここではあえて課題を提示する。「くさびをつけて中へ潜っていく(入っていく)動きや、イニエスタのように右足のインサイドを使うプレー、左手をうまく使って相手をブロックしながら中に侵入していくことができるようになると、誰にも止められない」と、同じ右サイドでプレーしていた元Jリーガーが、自身が得た教訓も踏まえてアドバイスする。「背も高いしパワーもあるし、なにより、18歳! まだまだ可能性しかない!」と次代のヒロイン候補にエールを送っていた。

なお、竹重選手は、DF長江伊吹選手とともに、5月16日(月)~20日(木)に行われるU-19日本女子代表候補国内トレーニングキャンプ(福島・Jヴィレッジ)メンバーに選ばれたことが、13日にクラブから発表されている。

INAC神戸期待のルーキー、竹重杏歌理選手(写真提供:INAC神戸レオネッサ)

一方、チームに目を移すと、昨年からのINAC神戸の変化として「ディフェンスラインやボランチからFWにボールをあてたあとの、周りのサポートが断然速くなった」と評する。特にキーとなっているのは、MF成宮唯選手だという。「成宮選手が入っただけで、これまでと全然違う。スイッチの入れ方が、他の選手と比べてもランクが1つ上に感じるくらい。(縦への)くさびのボールが入った瞬間、彼女のスイッチが入る。前向きでボールを受けてゴールにせまろうという意識できている。その動きやイメージがチーム全体にも共有され、くさびからゴールへの意識が全員高くなった」と、新戦力を絶賛。「監督がその意識を浸透させているんだと思う」と、新指揮官、星川敬監督の手腕にもスポットを当てていた。

INAC神戸の成宮唯選手(写真提供:INAC神戸レオネッサ)

他にも、本職はボランチで右利きのMF伊藤美紀選手が左サイドに抜擢されると、縦への推進力をいかしたドリブルを披露すれば、昨年まで右サイドバックでプレーしていた2人、FW髙瀬愛実選手とMF水野蕗奈選手の2トップ起用が機能していることなど、星川監督のもとで、これまでとは違う側面が見られている、INAC神戸のプレシーズンマッチ。「強くなるのはもう当たり前。どれだけワクワクさせてくれるか楽しみ」と、近藤は新生レオネッサのさらなる進化に期待をよせた。

INAC神戸の伊藤美紀選手(写真提供:INAC神戸レオネッサ)

プレシーズンマッチ3戦目は、5月22日に三菱重工浦和レッズレディースと対戦予定。なお、緊急事態宣言の延長に伴い、当初、会場として予定されていたJ-GREEN堺の休館も延長となったため、INAC神戸は開催へ向けて試合会場、キックオフ時間を含めて調整している。10日には公式サイトで「詳細が確定次第、公式サイト、SNSにて発表いたします。楽しみにしている皆様にご不便をおかけして申し訳ございません。何卒ご了承ください」と述べている。

『カンピオーネ!レオネッサ!!』パーソナリティーの近藤岳登(左)と赤﨑夏実(右)

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