新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種について政府が7月末の完了を掲げたことを巡り、神奈川県議会で13日、「(菅義偉)総理を輩出している神奈川県としては絶対命題」とした黒岩祐治知事の発言に批判の声が上がった。
同日の厚生常任委員会で、寺崎雄介氏(立憲民主党・民権クラブ)が発言を問題視。「理解に苦しむモチベーションだ。1日も早く打っていただくのは最重要課題だが、県民目線からずれている」と苦言を呈した。
知事は12日にあった県内19市の市長との会議で、「国は高齢者のワクチン接種を7月末までにやると言っている。菅総理や(河野太郎)ワクチン担当大臣を輩出している神奈川県としては絶対命題」などと述べた。菅氏は衆院2区、河野氏は同15区の選出。