【夏場所】V争いどうなる? 序盤戦終えトップは全勝・照ノ富士 1敗に貴景勝、正代ら8人

照ノ富士は若隆景を寄り切り全勝キープ

大相撲夏場所5日目(13日、東京・両国国技館)、大関に復帰した照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は幕内若隆景(26=荒汐)との注目の一番を寄り切って無傷の5連勝。また、大関貴景勝(24=常盤山)は幕内霧馬山(25=陸奥)をはたき込み、大関正代(29=時津風)は幕内明生(25=立浪)を寄り倒してそれぞれ4勝目を挙げた。大関朝乃山(27=高砂)は幕内翔猿(29=追手風)を上手投げで3勝2敗。4大関は2日続けて安泰だった。

序盤戦5日目を終え、トップの照ノ富士を1差で追うのが貴景勝、正代、関脇高安(31=田子ノ浦)、小結御嶽海(28=出羽海)、幕内阿武咲(24=阿武松)、幕内英乃海(31=木瀬)、幕内遠藤(30=追手風)、幕内玉鷲(36=片男波)の8人。千秋楽に向けた優勝争いはここから脱落者が続出するのか、それとも〝ダークホース〟が割って入るのか。

土俵下の伊勢ヶ浜審判長(60=元横綱旭富士)は「まだまだこれから。しっかり大関陣が頑張っていってほしい。また、下の力士もそこに勝てるように頑張ってもらえたら」と期待する。横綱不在の本場所を制するのは――。

© 株式会社東京スポーツ新聞社