「台湾安定」を初めて明記

21年防衛白書素案

©一般社団法人共同通信社

2021年版防衛白書素案のポイント

 政府の2021年版防衛白書の素案が13日、判明した。中国による軍事的圧力が強まる台湾に関し「台湾情勢の安定は、日本の安全保障や国際社会の安定に重要」と初めて明記した。競争が激化する米中関係の項目を新設し「軍事的なパワーバランスの変化が、地域の平和と安定に影響を与える可能性」があると指摘。中国の軍事動向は昨年同様、安全保障上の強い懸念だと強調した。7月中に閣議で正式に報告される見通しだ。

 台湾情勢の日本への影響に触れたのは、日米首脳が4月の共同声明で52年ぶりに「台湾」に言及したことを踏まえ、有事に備える姿勢を示す狙い。中国が反発する可能性がある。