日医工、当期損益42億円の赤字見通し 3月期業績予想、行政処分響く

©株式会社北日本新聞社

 日医工は13日、2021年3月期の通期業績予想を下方修正した。2月の発表で未定としていた当期損益が42億円の赤字になるとの見通しを示した。前期は51億3300万円の黒字だった。ジェネリック医薬品(後発薬)の違法製造で県から業務停止命令を受け、富山第1工場(滑川市下梅沢)の稼働が停止したことが響いた。

 売上収益は予想比1.1%減の1880億円、コア営業利益は70.0%減の9億円の見込み。自主回収費用の発生や棚卸資産の評価損の計上もあり、未定としていた営業利益は1億円を予想した。決算は14日に発表する。

 同社は11年ごろから国の承認外の不適切な手順で製造、出荷し、20年4月から21年1月にかけて延べ75品目を自主回収。富山第1工場は3月5日から32日間の業務停止命令を受けた。

 処分終了後、同工場では全約400品目の品質評価を行い、県などと協議した上で製造や出荷を順次再開しているが、164品目の供給が遅れる可能性があると明らかにしている。