【イタリア国際】錦織が8強入り逃す 苦手のズべレフに3連敗

8強入りを逃した錦織(ロイター)

男子テニスの世界ランキング45位、錦織圭(31=日清食品)は13日(日本時間14日)、イタリア国際(ローマ)シングルス3回戦で世界6位アレクサンダー・ズべレフ(24=ドイツ)に6―4、3―6、4―6で敗れて、2大会ぶりの8強入りを逃した。

前週のマドリード・オープン2回戦で完敗した苦手のビッグサーバー。第1セットは第2ゲームでブレークを許したものの、直後の第3と、第7ゲームをブレークし、6―4で難敵から先取に成功した。迎えた第2セットは第5ゲームから5連続で奪われて、落とすと、第3セットは攻めの姿勢を見せ、序盤に3ゲーム連取で一時は4―1とリード。ただ、第6ゲームから5ゲーム連取とズべレフに圧倒され、2時間52分の激闘の末に敗退となった。

錦織は対ズべレフ戦に3連敗。右ヒジの手術以降、調子は上がってきているものの、2018年11月のツアーファイナルで世界3位のロジャー・フェデラー(スイス)に勝って以来、世界トップ10から勝利がなく、上位進出へ大きな壁となっている。

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