【J1】G大阪が宮本恒靖監督を解任 今季10試合でわずか3ゴール

宮本恒靖監督

J1G大阪は14日、宮本恒靖監督(44)との契約を解除したと発表した。松波正信強化アカデミー部長(46)が暫定監督を務め、後任を選定していくという。

2018年7月に就任した宮本監督は昨季リーグ2位に導き、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得したものの、今季は新型コロナウイルスの集団感染もあって試合数は少なく、開幕から10試合で1勝4分け5敗の18位に低迷。特にチーム得点はわずか「3」と深刻な状態に陥っていた。

G大阪の小野忠志社長はクラブのホームページで「当初の目標と大きくかけ離れた現状に対して大変申し訳なく思っております」とし、宮本監督の功績をたたえた上で「私自身もこれからの更なるチームの成長と飛躍を信じておりましたが、当初の目標であるすべてのステージでの1位を目指す中、10試合を消化した段階でチーム状況が改善することは難しいという判断をし、監督交代の決断を下しました」と報告した。

さらに「連戦中のチーム状況も踏まえ、当面の間、チームをよく知り現状の課題を把握している松波強化アカデミー部長にトップチーム監督を兼務していただき、チームの立て直しを託すこととしました」とし「引き続きチームへのご声援のほどよろしくお願いいたします」などと、コメントした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社