所属選手のウインブルドン出場が夢 テニススクールの「ノアインドアステージ」 ジュニア育成施設を千葉に開校

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「一度でいいから所属選手がウインブルドンのセンターコートでプレーするのをファミリーボックスで応援したい」と話すのは、兵庫県姫路市に本社のあるテニススクール運営の国内最大手、「ノアインドアステージ」の大西雅之社長(57)。このほどテニスの聖地といわれる千葉県白子町で、硬式ジュニア選手の育成に特化した宿泊型トレーニングアカデミーを開校した。

「ノアインドアステージ」が千葉県白子町で開校した、硬式ジュニア選手の育成に特化した宿泊型トレーニングアカデミーのテニスコート

ノア社は、1980年に親会社であるマッチ製造「日東社」(姫路市)の工場跡地を活用して始めた会員制テニスクラブが起源。会員数わずか80人の創業期から40年が経ち、今や首都圏と近畿圏を中心に国内28か所で開校、テニス事業単独のスポーツクラブとしては日本一となる3万5千人の生徒数を擁するまでに成長を遂げている。

「ノアインドアステージ」が千葉県白子町に開設したジュニア育成アカデミー

コロナ禍にあってもテニスはソーシャルディスタンス・スポーツと認知され、好調な業績は継続。出張や転勤、飲み会、学校行事がなくなって時間の余裕ができたことも影響し、新規入会を増やしている。

「ノアインドアステージ」が千葉県白子町に開設したジュニア育成アカデミー

インバウンド需要が霧散したことも思わぬ追い風に。全国でホテル建設の気運が萎んだことで、関西なら梅田や心斎橋といった一等地で進出の打診が届くようになった。2022年度は大阪府内だけで3校オープンする計画だ。この勢いに乗り、早ければ来年末に東証のプロ投資家向け市場「東京プロマーケット」に上場する構えで、「上場することでテニス事業の社会的認知度を上げたい」とも。

また、スクールでは従来からコートの空き時間帯を活用して実施してきたソフトテニスのレッスンに加え、新たにバドミントンも取り入れる。少子化の影響で大抵のスポーツ人口が減っているなか、日本人選手が男女とも世界で活躍中のバドミントンだけは中高生人口が増えているのだそうだ。

大西社長は「健康産業で社会貢献できるのが何より。子どもたちが憧れるような選手をひとりでも輩出していきたい」と前を向いた。(播磨時報社)

「ノアインドアステージ」の大西雅之社長