東ちづる、笠井信輔らがコメント バリアフリー社会人サークル「colors」追うドキュメンタリー映画

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障害の有無に関係なく集まった人々によるバリアフリー社会人サークル「colors」の500日を切り取ったドキュメンタリー映画「ラプソディ オブ colors」が、5月29日より劇場公開される。このたび、本作をひと足先に鑑賞した、各界の著名人によるコメントが公開された。

俳優で一般社団法人Get in touchの代表を務める東ちづるは、「なんなんだ!?好き勝手に、毒舌満載に、思いやりたっぷりに、さまざまな人たちが集うこのコミュニティは!?色々あるけど、そりゃ居心地いいだろうな。こんな社会がいいな。石川さんの笑い声がコロコロと響き渡るような」と思いを寄せている。フリーアナウンサーの笠井信輔は、「『障がい者というレッテルを自分ではがしてみたら、普通の人間でした』。その意味は観ればわかる。さらけ出す強さが光る」とコメントしている。

「ラプソディ オブ colors」では、難病の百人一首シンガーの野望、脳性麻痺の元デリヘル嬢が悩む性と介助などが描かれていく。さらには、colorsが入居する建物の取り壊しが突然決まり、閉鎖へと追いやられる様子も描かれる。また、聖女とも魔女とも称される「colors」代表の石川悧々さんや、服はヨレヨレでだらしなさ満載な一方で、地域の障害福祉の立役者でNPO法人理事長の中村和利さんの姿も描かれている。監督は、「kapiw とapappo ~アイヌの姉妹の物語~」で民族の中の個人を描いた佐藤隆之が務めている。

【コメント】

■東ちづる(俳優・一般社団法人Get in touch代表)
なんなんだ!?好き勝手に、毒舌満載に、思いやりたっぷりに、さまざまな人たちが集うこのコミュニティは!?色々あるけど、そりゃ居心地いいだろうな。こんな社会がいいな。石川さんの笑い声がコロコロと響き渡るような。

■富田宇宙(パラ競泳選手・ブラインドダンサー)
綺麗事はこの映画の前では無力。これまでスクリーンに切り捨てられてきた世界が、ある。歪曲されることも美化されることもなく、晒されている。フィクションの障害者感動ポルノがパステルカラーの水彩画なら、この映画は原色の油絵具を叩きつけたままのキャンバスみたいなもの。色濃い日常に、人間について考えさせられ、完全に打ちのめされた。

■笠井信輔(フリーアナウンサー)
障がい者、健常者、なぜこんなにもディープインパクトな人ばかりが出てくるのか。漫画のようにキャラの強い“魔女”と“ハエ男”が主人公。障がい者に寄り添う?いや、本音でぶつかりあってるのだ。「障がい者というレッテルを自分ではがしてみたら、普通の人間でした」。その意味は観ればわかる。さらけ出す強さが光る。

■秋山愛子(国連アジア太平洋経済社会委員会、社会課題担当官・オンラインスナックあいこママ)
「共生社会」?何それ?そんな辛気臭い言葉について考えるよりこの映画観てみてください。
恋物語なのか、なんだかんだと人は生きてるってことなのか。みんなのこと観てるうちに、隠してたいろんな自分の気持ちを思い出して、恥ずかしかった。でもそれ以上に、海の波の美しさにドキッとして、人生が恋しくなった。*この意見は団体でなく個人の意見です。

■青木拓磨(車椅子ですがルマンレーサー)
東京、蒲田で一人ひとりの個性を出しているドキュメンタリー映画。障害がある無い関係なく、様々な方たちが自由に生きて行く姿が描写された作品だなと思いました。

■長倉洋海(写真家)
「生きることへの恋しさ」がせつせつと伝わってくる。撮られる人物の心情に向き合い、まっすぐに映像にすくい上げようとする。人の温もり、そして今の時代の切なさも織り込まれたドキュメント・ムービーに心が揺れる。

■すらいむですよ。(裂手症のTikToker)
この映画を一言で表すと「現実」という言葉が浮かんだ。場面ごとには成功しているようにみえる出来事も「現実の日常」を過ごさないとわからない。「現実の環境」を見ないとわからない。「現実の姿」を考えなければならない。物事は複雑であり正しいことをすれば成功するとは限らない。僕自身がもっている夢について考えさせられる映画でした。

■香山リカ(精神科医)
――障害者への差別?もちろんダメだよ。いまの日本には障害者差別解消法っていう法律もあるんだよ。一生懸命、生きてる彼らを理解して、手を差しのべようよ――
差別について問えば、みんなそう答えるに違いない。でも、そんな答えを聞くたびに私は思う。「じゃ、あなたから一生懸命、生きてるように見えない障害者はどうなの?」。そう、私たちが「差別しちゃいけない」と思っているのは、あくまで自分のイメージにあてはまる障害者なのではないか。
本作品に出てくる“人間まるだし”の障害者たちは、そんなイメージをぶっこわしてくれるはず。なにも考えずにまずは見て、笑ったり疑問を感じたりホロリとしたりして、おおいに心を揺さぶられてほしい。

【作品情報】
ラプソディ オブ colors
2021年5月29日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開
配給:太秦
© office + studio T.P.S