コーセーのグループ会社、沖縄に高級化粧品の研究拠点 沖縄らしい素材を使って開発へ

©株式会社沖縄タイムス社

アルビオン沖縄研究所で作業をする研究員ら=うるま市の沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター内(提供)

 化粧品大手コーセーのグループ会社で、高級化粧品の製造・販売を手掛けるアルビオン(東京・小林章一社長)は、沖縄県うるま市に研究拠点を設け、亜熱帯気候の沖縄の多様な植物や海洋資源を使った化粧品原料の開発を目指している。県内の生産者や研究機関とも連携し、2年後に原料化、3年後には製品への配合を目標に掲げている。

 同社はこれまで、高い抗酸化作用が確認されている沖縄の野生ブドウ「リュウキュウガネブ」の葉エキスを開発。2013年に発売した美容液「エクラフチュール」への配合を機に、沖縄の素材との接点を持つようになった。

 県の企業誘致促進プログラムに参加。県内の研究機関と連携した原料開発体制を確立し、4月にうるま市の沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター内に「アルビオン沖縄研究所」を開設した。研究所は、国内5カ所目。

 担当者は沖縄研究所の立地環境について「分析機器が豊富にあり、かなり詳細に分析できる体制が整っている。さまざまな企業が集積しており、横のつながりから新しい展開が生まれることも期待できる」と魅力を語った。

 研究所には3人の研究員が在籍しており、「機能性の高さだけでなく、沖縄らしさにも注目して原料の開発を進めたい」としている。